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南岸低気圧とは・・・?

南岸低気圧とは、その名の通り日本の南岸を通過する低気圧のことを言います。

南北の気温差が大きくなる晩秋~春にかけて発生することが多くなります。

 

日本の南を通ることで、太平洋側を中心に雨雲がかかり、南の低気圧に向かって北風が吹くため、気温が低くなることが特徴です。

このため1月や2月など厳冬期に本州南岸を低気圧が通過する場合は、雨ではなく雪で降ることが多くなります。

特に関東地方では西側が山地になっており、寒気が滞留しやすいため、気温が0℃前後まで下がって、大雪となることがしばしばあります。